ゲーム会社を辞め、引き籠っていた史親の部屋からの出火で家と主を失った秋山家。

荒ぶる神の祟りか、冥府に迷う死者の怨念か。

内部告発で職を失った可南子は、逃げ帰った故郷でひとりの男性と出会う。

命懸けで千石船造りに挑む船大工の父子!が、海は凄まじい力でその挑戦を打ち砕く!!男たちの船は海に勝てるのか!?感動必至―魂を込めた渾身の長編時代小説。

まったくさんざんな休暇だった。

棟梁に褒められ有頂天になる大工、盗賊としての過去を隠した扇職人、対人恐怖症で五千石を棒に振った旗本の次男坊、玉の輿に乗る娘など、この江戸下町の長屋にはさまざまな人たちが暮らす。

顔の半分以上が顎という、なんともユニークな風貌の仙波阿古十郎。通称“顎十郎”。

浅草で雷を捕まえようとする大工の若い衆。深夜に突如炎上した有名な榧の木。

一見、ヘタレな若者の深山鞍馬だが、彼の祖父は黒天狗の太郎坊。

家に不具合が生じたとき、「我慢する」と「リフォームする」の選択肢がある。

全身が粟立つ、恐怖世界の万華鏡! あっしの洋行の土産話ですか。何なら御勘弁願いたいもんで。

とびっきりクールな青春小説！！ 大工の大輔は子連れの美女と同棲し、結婚を目指すのだが、微妙なすれ違いが生じて……。